むくんだ足に悩む女性は多いもの。足のむくみは太い足に見えるという美容の一面だけでなく、全身の血行不良を引き起こす、実は怖い、体からのSOSのサインでもあります。
足のむくみにおすすめの足ツボを覚えて効率よく足をほぐしてむくみを解消しましょう。整体師、セラピストの方はデトックスの足ツボと合わせて施術すると、効果抜群ですよ。
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足のむくみはリンパの滞りや筋肉の疲れが原因の場合がほとんどで、慢性的な症状に悩む人が多くいます。
むくみだけでなく足が重くてだるい感じがしたり、不快感を伴って夜なかなか寝付けないといった症状を訴える方も増えています。
足のむくみと言えば女性のイメージがありますが、男性にも足のむくみはあります。
ただ、女性に比べて気にしない傾向が強く、むくみから重たい感じや鈍痛を伴って初めて気がつく方が多いので、女性よりも症状がひどくなってしまうことがしばしばあります。
パンパンに膨れ上がった足のむくみ効果的にアプローチするのは、足つぼを利用したマッサージ。普段している足のマッサージに、3つの足つぼを取り入れて行うだけで足のスッキリ感が増します。
足三里は膝のお皿の外側にあるくぼみから、指4本分下に位置し、すねの骨の外側の縁にあります。
痛気持ち良いくらいの圧で8~10秒間、親指を使って押してください。足のむくみやだるさの他にも胃腸を元気にする効果があります。
即効性があり、足の疲れが一気にとれてスッとします。
陽陵泉は膝の外側にある骨が出っ張ったところのすぐ下にあるくぼみの部分にあります。親指で押し込むように強めマッサージして下さい。
痛みが強いところを中心に指圧するとより効果的で、こむら返りにも良く効きます。
委中は膝の裏側のちょうど真ん中にあるツボです。膝に痛みがでる人を施術する場合は、足を少し曲げた状態で押せば大丈夫です。即効性があり、むくみやだるさが強い人ほど押されると痛みを感じます。
親指では強く効きすぎるので、中指や人差し指それでも効きすぎる時は猫の手を作って円を描く様にマッサージして下さい。
足のむくみの原因のほとんどはリンパの滞りや筋肉の疲れからくるものですが、中には肝臓と腎臓の機能不全が原因で起きるケースもあります。
そもそも、むくみとは体内を循環している水分や老廃物が静脈やリンパ管からスムーズに流れず、排泄されるべき水分などが体内に溜まってしまうことで起きます。
その体の毒素とも言うべき老廃物を含む水分をデトックスし、体外へ排出する働きを担っているのが腎臓と肝臓。塩分の取り過ぎやお酒の飲み過ぎで、肝臓と腎臓に負担を掛け過ぎることで足がむくんでしまうことがあるので、肝臓と腎臓のツボも併せてマッサージしておきましょう。
足の裏のほぼ真ん中に位置する腎臓のツボ。しこりの様なものがある場合は、こしとる様なイメージでしっかりとマッサージして下さい。指だと効き目が弱い場合は、お客さんの足を自身の膝の上に乗せて肘を使って押すと良いでしょう。
とにかくしっかりとした圧で、痛みを伴う程度に押してみましょう。腎臓は二つある臓器なので、両足ともしっかりとツボを押してマッサージして下さい。
右足の裏にしかない肝臓のツボ。左足の同じ位置は心臓のツボになりますので必ず右足の裏を押してください。
腎臓のツボと同様に、こしとるイメージでしっかりと圧をかけ効き目が弱ければ肘を使いましょう。お酒を頻繁に飲む人は、悲鳴を上げる程に痛いことがありますが、それだけ肝臓が疲れているということです。
強さ加減を確認しながら、しっかりとツボを押してマッサージしましょう。
足のむくみは女性だけでなく男性にもある。むくみとは、体から排出されるべき老廃物や水分が体内に留まることで起きている。
体の毒素をデトックスする肝臓と腎臓が弱ると、むくみが起こりやすく足のマッサージの際に足裏にあるツボを押すと効果的。
いつも自身が行っている足のマッサージに3つの足ツボを取り入れて行うだけで、むくみを解消する効果がある。
腎臓は2つあるので両足の裏のツボを押す、肝臓の足ツボは右足の裏にしかなく、反対の左足の同じ場所には心臓のツボがある。