足や背中、顔のラインも痩せてるし、体重や体脂肪率も標準。それなのに、下腹だけがぽっこり。それは、骨盤の歪みが原因かも知れません。
骨盤が前に傾くことで下腹がぽっこりと押し出される状態になります。
ダイエットを始めるその前に、まずは骨盤を正しい位置にリセットしてみましょう。それでも、お腹が出てるなら、やむをえません。ダイエットの開始ですねっ。
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目次
服を着ていれば割りと痩せて見えていても実は下腹がぽっこりの隠れ肥満に悩む人は多いもの。
下腹ぽっこりと言えば女性のイメージでしたが最近は若い男性にも多く、厚着で誤魔化せる冬から温かくなり薄着になっていく春先にかけて、ぽっこり女子も男子もダイエットしなければとざわつきます。
全体的に見れば痩せているのに下腹だけ出てくる理由は2つ。
骨盤が前側に傾くと、そり腰になり腰のアーチが強調されることで姿勢は一見キレイに見えます。
しかし、腰を前側に反りだした姿勢を取りすぎると骨盤が前向きに傾いてしまい幼児の様にお腹が前に突き出てしまいます。
デスクワークなどで姿勢が悪くなり猫背になるのを気にしすぎてしまう、美意識の高い人が陥ってしまいがちです。
さらに内臓が下に落ちてしまうので臓器の働きが悪くなり代謝が悪くなります。
腎臓や肝臓の機能が衰えれば体のデトックス作用が弱まりむくみや疲れが溜まりやすく、基礎代謝まで落ちて太りやすい体になってしまいます。
腹横筋(ふくおうきん)とは、お腹回りを絞り込むように付いておりウエストを引き締める働きのある筋肉です。
呼吸に深く関わっており、息を吸ったり吐いたりすると動きます。
姿勢が悪くなると呼吸が浅くなりこの腹横筋が緩んでしまいます。そうなるとウエストを引き締める力が弱くなり、だらしなくぽっこりとお腹が前に飛び出してきてしまうのです。
骨盤の前傾と腹横筋の緩みを両方同時に簡単に解消できるストレッチがあります。コツはドローインと呼ばれる呼吸方法と一見だらしなく見える犬猫のようなポーズです。
お風呂上りなどの体が温まっている時に行うことで効果が出やすくなります。
床に膝と手をついて四つん這いになります。そのまま腰を丸めて犬のような姿勢を作ります。
その際に、お腹を凹めながら息を吸い込み、さらに凹めながら息を吐き出します。これはドローインと呼ばれる呼吸法でインナーマッスルを鍛えたり、ヨガをする際に用いられる方法です。
息を吸い込むことより吐き出すことに意識を持ってとにかく深く最後の一息まで吐き出します。吐き出した際に腹筋の奥の方から『びりびり』っとした感覚を感じられれば最高です。
びりびりとした感覚は腹筋の奥深くまで負荷がかかっている証拠です。とくに回数はありませんが10回程度を目安に犬のポーズのままドローインを繰り返してください。
きつければ3回くらいでも問題ありません。少しづつ回数を増やしていきましょう。
犬のポーズでのドローインが終わったら、猫の様にお尻を後ろへ突き出して四つん這いのまま背伸びしてください。
肘をつく感じでのびのびとリラックスして背筋を伸ばします。この際の呼吸は深呼吸するように自然に行います。
猫のポーズは犬のポーズで丸めた背骨を真っ直ぐに伸ばす為に行います。背中の曲げ伸ばしを行うことでストレッチ効果が倍増します。
猫のポーズで体と呼吸がリラックスしたら、もう一度、犬のポーズでのドローインをやりましょう。3~5回を目安に繰り返し交互に行ってください。
腹横筋と骨盤は腰の筋肉と深く関わっています。
腹横筋が緩み骨盤が前傾すると腰椎と呼ばれる腰の骨に体重が集中してかかり、負担が掛かり過ぎてしまうことで慢性的な腰痛の原因となります。
体重が腰椎に掛かりすぎると腰の骨のアーチが弱まりヘルニアなどの重い腰痛を誘発します。犬猫ストレッチは背中を丸めて伸ばす繰り返しのストレッチですから、腰椎の自然なアーチを取り戻す効果もあります。
つまり、ぽっこりお腹を引き締めるだけでなく腰椎の自然なアーチを作り出すことで腰痛の予防改善も出来るのです。