辛い肩こりなんとかするならマッサージが一番手っ取り早いですよね。慢性的でいつまでも続く肩こりに効くマッサージを覚えておけば、もうマッサージに通う必要ありません。
毎週のように通うマッサージ代金を節約して、浮いたお金で温泉に浸かってしまえば、さらに肩こりを解消できます。
自分で出来るセルフ肩こりマッサージから、プロの整体師、セラピストにまで覚えておいてほしい、本格的肩こりマッサージのすべてを教えます。
自分に合ったやり方を一つでも見つけてやってみてください。
単に肩こりと言ってもこっている箇所は人それぞれ違いますよね。肩はたくさんの筋肉で構成されているので、こりが生じている筋肉によって肩こりの感じ方も異なってきます。
まずは、自分がどのタイプの肩こりなのかを確認しましょう。
肩甲骨の間や背中の付近が辛い人は、僧帽筋と肩甲骨からくる肩こりタイプ。
猫背気味の人に多いこのタイプの肩こり。背中が鉄板のがちがちに硬くなってしまい、その影響で肩まで硬くなり肩こりを生じているタイプです。
このタイプの肩こりを解消するには、肩よりもまず背中の筋肉を緩めなくてはいけません。しかし、背中の筋肉ですから自分でマッサージしようにも手が届きません。
そこで、おすすめなのが背中の筋肉を緩める体操です。
体操といっても動き回る必要はありません。小さめのタオルを用意して、その両端を握ったら頭の後ろを通して真っ直ぐ下に降ろすだけ。
たったこれだけの動きで背中の筋肉である僧帽筋と肩甲骨の筋肉である菱形筋が伸びて柔らかくなっていきます。
さらに、背中の筋肉を引っ張ている小胸筋と呼ばれる胸の筋肉にもストレッチが掛かるので一石二鳥。背中からくる肩こりの解消と予防を同時に行うことが出来ます
肩こりがひどすぎて頭痛がしたり眠れない人に多いのが首の筋肉が硬くなっているタイプの肩こり。
首すじには自律神経が通っています。その為、首がコリ硬くなりすぎると眠りが浅くなったり、頭がぼーっとして仕事に集中できなくなったりと悪影響がたくさんでます。
また、重たい頭を首の筋力で支えきれなくなってくるので、その負荷が肩にのしかかり肩こりを生じます。
首こりのほぐすべき筋肉は胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)数ある首の筋肉の中でも最も大きいので首こりに直接影響します。
首を横に捻ると浮き出てくるのが胸鎖乳突筋です。左右どちらかに首を捻って胸鎖乳突筋が浮き出たら人差し指と親指を使って、つまみあげましょう。ぐいぐいと強く摘まむ必要はありません。
優しくソフトにつまんでは離すを繰り返すだけでOKです。もし、マッサージしている最中にえづいてしまうようなら、それは強く摘み上げすぎています。ソフトに柔らかく弾きあげるようにつまんでください。
左の首すじは左手で、右は右手でやるとやりやすいのでおすすめ。
腕の疲れは感じにくくマッサージされてみてはじめて疲れていたことに気が付くことが多々あります。手は日常で最も使う部位ですから疲れるのも当然です。
パソコン仕事にスマホ、家事に書き物、重たい荷物を運んだりと腕が疲れる条件は誰しもに当てはまるんじゃないでしょうか。
腕の筋肉は、肩、背中、肩甲骨に繋がっているので疲れがそのまま悪影響を与えます。
肩こりに効く腕のマッサージには、東洋医学のツボを利用しましょう。自分の親指で腕を握り込んだら、しっかりと強めの力で押しこみながらマッサージしてください。
臂臑(ひじゅ)天府(てんぷ)手五里(てごり)3つのツボをしっかりと押したら腕から来ている肩こりは解消できます。
もし、疲れ果てて3つもツボ押せないなら手三里を押してください。プロの整体師も押す肩こりに効く最強のツボです。
しかし、痛いです。とにかく痛い、腕の疲れと肩こりがひどい人ほどその痛みは激しいものです。でも、押しましょう、痛ければ痛いほど後で楽になります。
肩こりは、背中タイプ、首こりタイプ、腕タイプの3つに分けてタイプに合わせたマッサージをする必要があります。
中には、首も背中も腕も全部しんどいなんてお疲れMAXな肩こりな方もいると思います。そんな時は、、全部やってくださいね!
自分がどのタイプの肩こりなのか分からないと言う人は、ひとまず背中のタイプの肩こりから試してみて下さい。首や腕はピンポイントなので自覚しやすいですが、背中の筋肉は大きく痛みやコリを感じ取りにくい箇所なので、まずやってみる時はおすすめです。