頭痛や肩こりはもはや現代病の一つ。特に、働く女性は仕事に支障をきたすほどの痛みに悩まされている人が多くいます。
スマホの普及で下を向いて画面を見つめる動作が多くなった私たちの首は、体重の10%を占める頭の重さを支える時間が増えたため骨にまで悪影響が出ています。
スマホネックやストレートネックと呼ばれる厄介な肩こり首コリ、頭痛の症状を自分でやれるセルフストレッチで改善していきましょう。
目次
頸椎と呼ばれる首の骨は7本あり真っ直ぐではなく少し傾斜のかかったアーチを描いています。
この首の骨のアーチがあるおかげで10キロ以上ある頭の重みをうまく分散できるのですが、近年、このアーチがなくなってしまうストレートネックと言う症状が流行しています。
ストレートネックはパソコンやスマホを使うことで頭が下を向く姿勢を長時間とってしまい、首の筋肉が疲弊し頭の重さを支え切れなくなり、その重みが首の骨に直接乗ってしまうことによって起こります。
女性は男性よりも首の筋力が弱く頭の重さは男性と変わらない為、ストレートネックになりやすい傾向にあります。
スマホの復旧が原因でストレートネックの患者が激増した為、最近ではスマホネックと呼ばれています。
このスマホネックになってしまうと、首の骨と骨の隙間が狭くなり迷走神経を圧迫し頭痛や眠気を起こすのです。
脳の延髄から首を通ってほとんど全ての臓器と繋り、人がリラックスしたり休息をとっている時に働く副交感神経に影響を与えるのが迷走神経。
数多くの神経の中でも一番重要な神経であると言われています。
迷走神経を圧迫してしまうと吐き気を伴う程の頭痛や肩こり、眠気など様々な体の不調が起こります。
寝不足でもないのに眠気が取れない、二日酔いや天候不順でもないのに頭痛や肩こりがひどい場合は、迷走神経の圧迫が原因の可能性があります。
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椅子に座り息を大きく吸い込んで背伸びをし、リクライニングを目いっぱい倒して視線は指先を見つめます。
そのまま伸ばした手を下しながら息を大きく吐きだし、手は90度のところで一旦止め、息を全部吐き出したら元の位置に戻ります。これを2~3回繰り返します。
両手の親指で頭を持ち上げるようにして後頭部を押さえ首を後ろに倒します。
その際『ゆらゆら』と揺らしながら後ろに首を倒すとより深く親指が筋肉を刺激し、後頭骨と第一頸椎の隙間を作ります。
スマホネックにならない為には普段の姿勢が大切です。うつむいて下を向く姿勢を長時間とらないよう心がけ、スマホネックストレッチで頭痛や肩こり眠気の症状を治しましょう。