頭痛には二次性頭痛と呼ばれる何らかの病気が原因で起きるものがあり、その場合は、市販の頭痛薬では対処できずかえって症状を悪化させてしまうことがあります。別の病気が起因して起きる頭痛は必ず医師の診断を受けましょう。
特に頭痛の原因がはっきりしないものは、一次性頭痛と呼ばれ緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の3つに分類されています。
中でも、群発頭痛は立っていられない程の強烈な痛みを伴うので、この頭痛をもっている場合も医師に相談しましょう。
目次
頭痛薬が有効な頭痛は、肩こりなどの筋肉のコリが原因で起こる緊張型頭痛と低気圧や体調の変化などはっきりしない原因で起きる偏頭痛の二種類です。
肩こり首コリなどの筋肉の疲れで起きる緊張型頭痛は、整体やマッサージなどでも頭痛を解消することが出来ます。しかし、偏頭痛はマッサージをすると逆効果で頭痛の痛みが増してしまうことがあります。
女性に多い偏頭痛のメカニズムは、何らかの原因によって頭の血管が広がり炎症を起こしている為にズキズキと脈打つような強い痛みを起こします。マッサージは筋肉をほぐすことで血行を良くし血流が促進されるので、痛みの原因となっている炎症を悪化させてしまいます。
未だにはっきりとした原因はわかっていませんが、偏頭痛に悩む人は女性に多いことから女性ホルモンが何らかの影響を与えていると言われています。
偏頭痛持ちの人はマッサージより、血管の炎症を抑える頭痛薬を使いましょう。
頭痛薬のタイプは、痛みの元を直接止める痛み止めタイプ、頭痛の原因となる体質を変えるサプリメントタイプ、筋肉をコリを取り去る筋弛緩剤タイプの３種類があります。
自分の頭痛のタイプに合わせて薬を選びましょう。
偏頭痛の原因となる血管の拡張と炎症、これを抑え込むイブプロフェンという成分には消炎鎮痛効果があります。消炎鎮痛効果とは、頭の血管の拡張を収縮させ炎症を沈めること。まさに、イブプロフェンこそ偏頭痛の特効薬と言えます。
イブプロフェンの含有量が多く、そして吸収率が高いものほど偏頭痛に効き、辛い痛みを素早く止めてくれるのです。
偏頭痛の主な原因はホルモンバランスの乱れ、疲労や不規則な生活による血行不良、気圧の変化やストレスなど数多く挙げられます。
体調や環境の変化が頭痛を引き起こすトリガーになりやすい頭痛体質の改善に特化したサプリメントで根本的に頭痛にならない体に徐々に変わって行きます。
頭痛体質そのものを変えていくので、一朝一夕にはいきませんが2週間を目安として飲み続けることで変化を実感することが出来ます。
肩首の筋肉が硬くなることで起きる血行不良が原因の頭痛は、偏頭痛とは違う頭痛のメカニズムです。そのようなコリからくる頭痛は緊張型頭痛と呼ばれ、整体やリラクゼーションマッサージも効果的です。
しかし、それだと時間もお金も掛かり慢性的な頭痛の場合、対処できません。
そこで、緊張型頭痛には原因となる筋肉のコリをほぐして血行不良を改善してくれる市販薬がおすすめです。
筋肉を柔らかくする筋肉弛緩剤（きんにくしかんざい）と呼ばれるもの。強制的にコリ硬くなった筋肉を柔らかくするので、緊張型頭痛には即効で効きます。
ただし、効き目が強いものなので、だるさや眠気を感じるといった副作用を感じる方もいます。運転前など注意力が必要な作業の前などの服用は避けて下さい。
