マッサージ業界で働く整体師セラピストなら、いつかは、独立開業して自分のお店を持ってみたいと考えますよね。
マッサージ店に絶対に必要なものと言えば、施術用のマッサージベット。一体どれくらいの値段なのか、種類はどんなものがあるのか。
色やデザインはもちろん、長く使うものですから耐久性やメンテナンスも気になります。
目次
施術用マッサージベット大きく分けると2種類、持ち運びができる折り畳みタイプか、固定ベットのどちらかのタイプになります。
持ち運びが出来る施術ベットの特徴は、木製なので重量が軽い設計になっており、その重量は10キロ前後。女性の施術者でも楽に持ち運びが出来ます。
お値段も1万円前後と低価格。出張での整体マッサージやエステなどの業態で多く利用されています。
木製で軽い設計ですが、耐重量800キロから1000キロ以上まで耐えられる強度があり、もし、お相撲さんがお客さんでも耐えられる程の強度で安心です。
安価で強度もあり、デザインもオシャレなものが多いので、マッサージ店やリラクゼーションサロンでも施術用ベットとして利用している店舗もあります。
床のつるつるしたフローリングなどに、このタイプのベットを置いて使うとベットが少しずれやすく施術しずらい時があります。
固定用ベットに比べると、ベットの脚の設置面積が狭くベットの重量が軽い為、若干の滑りやすさがあります。
カーペットの上などであれば全然問題ありません。施術の際、横方向からの圧を入れる時に、施術者の体がベットに当たって滑らないよう注意が必要です。
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固定タイプの施術用マッサージベットは、うつ伏せの際に顔を埋め込む穴が開いているオメガタイプと呼ばれるものが一般的です。
うつ伏せの際に、手を置くことが出来る手置き台があるタイプ、ベットの下に荷物を置くことが出来る収納付きタイプ、温熱シートを内臓しているタイプなどがあります。
コスパで考えると、ベットの下に荷物を置ける収納付きタイプは、100均ストアなどで収納箱を使えば代用できますし、温熱シートタイプは夏場などは使いませんし、電気毛布で代用が出来ます。
手置き台タイプに関しても、お客さんの手をベットの上に置くなどしながら、手がきつくならないよう配慮して施術を行えば問題ないと思いますから、一般的な普通のオメガタイプのベットがおすすめです。
手置き台タイプに関しては、確かに手置き台あることで施術する側もされる側も楽です。しかし、ベットのお値段が2万円以上高くなる場合がほとんどですから、コスパが良い買い物とは言えません。
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施術用マッサージベットの大きさは、長さ、幅、高さの3つのサイズを選びます。長さは170cmから200cm、幅は50cmから70cm、高さは40cmから70cmの範囲でサイズを選択します。
長さは10cm単位で長くなり、幅と高さは5cmずつ広く高くなります。(メーカーによっては2cm刻みで大きくなる)
一般的なサイズの目安として、長さは190cm、幅は70cm、高さは50cmが多く選ばれているようです。
長さはお客さんの身長ですから、180cmくらいまでのお客さんを想定しているのであれば+10cm余裕を見てもいいでしょうし、エステ系のリラクゼーションサロンなのであれば、ほとんどが女性客ですから、もっと小さいサイズが妥当でしょう。
お店のターゲットとするお客さんの層を意識してサイズを選びましょう。
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施術ベットの長さと幅は、お店がターゲットにするお客さんの層に合わせて大きめ小さめ選べばいいのですが、高さ選びだけは違います。
ベットの高さは施術する整体師やセラピストの体を守る為に最も重要なポイントです。低すぎるベットでも高すぎるベットでも、施術者の腰に負担が大きく掛かります。
また、高すぎるベットの場合、施術者はベットの上から体重を乗せづらくなるので、圧が足りずに物足りないマッサージになってしまうことがあります。
体重が上手く乗せられずに、足りない分の圧を力を使って補うことで施術者の負担は倍増し、体を痛めてしまいやすくなります。力を使ったマッサージは気持ちよくありませんからお客さんにとってもマイナスです。
高すぎず低すぎない施術ベットの理想的な高さは、施術者の膝の高さとベットの高さが同じくらいになることが一つの基準となります。あくまで基準なので、個人個人にあった調整が必要です。
膝から下の長さを測って、施術ベットの高さを選びましょう。
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膝下の長さに合わせてベットの高さを選んでも高さが合わないケースがあります。それは、大柄なお客さんが来た時です。
厚みのある体でベットにうつ伏せに寝ると、腰や背中の位置が、かなり高い位置にくるので施術しずらいと感じたことがある、というのは整体師セラピストあるある。
せっかく理想的な高さのベットを使っていても、お客さんの体の厚みは人それぞれなので、あまり意味がありません。指を使うと上から圧を掛けられないので、肘でマッサージするしかないなんてことになります。
そこで、おすすめなのが、高さを調整できる施術ベットです。
ボタン一つで自動昇降する自動タイプのベットと、クランク部分を回して上げ下げする手動タイプのものがあります。
高さ調整が出来るベットなら、大柄なお客さんの時はベットの高さを下げて対応することで理想的な高さで施術が出来ます。逆に、小柄なお客さんの場合、高さを上げて対応できます。
さらに、お店で雇っているスタッフの身長はバラバラでも、それぞれの高さに合わせて調整しながら施術できるので、スタッフ全員が理想的なベットの高さで施術できます。
電動手動どちらのタイプであっても高さ調整のできる施術用ベットは、高さ固定タイプのベットに比べるとお値段が上がります。
そこで、あらかじめ低めのベットを一台用意しておいて、大柄お客さんが来た時は、その低めのベットで対応するのもアリ。
高さの合うベットのマイナス10cmから15cmの高さで一台購入しておくのもコスパはいいですね。
うつ伏せになるベットタイプだと、女性は化粧が崩れてしまうのを嫌ってマッサージを敬遠します。しかし、仕事の出先や休憩時間、休日のちょっとした空き時間に、肩こりをほぐしたい、マッサージをしたい、そんな需要は数多くあります。
そこで、開発されたのが、椅子に座ったままで、肩や肩甲骨、腰や背中までマッサージできる座るタイプの施術用イス。
オフィス街のクイックマッサージ店や大手リラクゼーションサロンで採用され、大ヒットした商品です。
こちらのタイプなら、肩や肩甲骨、背中、腰まで施術出来ますし、顔が押しつぶされないので化粧崩れや、顔に線が入ることもありません。しっかりと圧もかけられるので、効かせてほぐせます。
女性客をターゲットにしているお店には、必須の施術用イスです。
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施術用マッサージベットは持ち運べるタイプと固定タイプの2種類、持ち運びタイプは安くて強度もありデザインもオシャレなのでお店に設置して使うことも出来るが、フローリングなどツルツルした床に置くと少し滑りやすいので、施術に注意が必要。
固定タイプのベットは、スタンダードなものが最もコスパが良い。長さと幅は一般的なサイズが人気だが、高さ選びは施術者の体を守る為にも慎重に選ぶこと、膝とベットの高さが同じくらいになるのが基準。
高さ調整できるベットは大柄なお客さんが来ても、理想的な高さで施術できる優れもの。
施術用の椅子を使えば、女性客でも化粧崩れせずに施術を行えるので、女性をターゲットにしているマッサージ店は導入を。