鉄板のようにコリ固まった肩こりは、整体師もセラピストもほぐすのが大変です。そんな時は、肩こりに良く効くツボを利用して肩こりにアプローチしてみましょう。
自分でも押せるツボですから、肩こりに悩むセラピストさんは自分にも試してみましょう。
体に数多くあるツボの中でも、特に即効性と高い効果がある手三里は、ヘビーな肩こりユーザーにはもってこいのポイントです。
肩こりがひどい場合、指や肘が全く筋肉に入っていかずマッサージが効かないことがあります。
そんな時は、関連するツボを指圧し肩を柔らかくしてからマッサージするのが効率の良いやり方。
肘を曲げた時にできるシワから手首側に指幅3本分(4cm)の所にある手三里のツボ。このツボは肩こりに非常に良く効き即効性もあります。
肩こりだけでなく歯痛、手の疲れ、胃腸の疲れ、精神的な疲れにも効果があります。
マッサージをする際、お客様にはうつ伏せの状態で寝てもらって行うのが一般的。しかし、このうつ伏せの状態は手三里を指圧しにくく圧もかけにくい格好です。
手三里に限らずツボはしっかりと強い圧で指圧するのが基本。痛気持ちいいくらいではなく、ハッキリ『痛い!』くらいの圧で押さなければ効果は出ません。
うつ伏せの状態でお客さんの腕を持ち上げベットの縁に置きましょう。くの字をイメージするのがポイントです。
お客さんの手と対側の親指を下に敷いて反対側の手で手三里を押します。3~4秒の指圧を5回もすれば十分。
親指を下に敷いて押した時に圧がかかりすぎ、お客さんが痛がるようなら親指の代わりに人差し指と中指を敷くと圧が和らぎます。この時もお客さんの腕の対側の指を敷きましょう。