リラクゼーションマッサージ業界では、業務委託という雇用契約での働き方が珍しくありません。いわゆる、個人事業主として自営業扱いで勤務先のリラクゼーションのお店と契約を交わす働き方。
正社員や、パートアルバイトとは違うので今までは会社が勝手にやってくれていた税金の申請を自ら行わなければなりません。
初めて業務委託契約で働く整体師、セラピストの為に、確定申告の手続きや便利なサービスをまとめました。
マイナンバーのせいでマッサージ業界のバイトがなくなる、詳しくはコチラ。
https://www.momisuta.com/nocategory/1040/
目次
マイナンバー制度に伴い、リラクゼーションや整体などのマッサージ業界ではパートアルバイトが激減、代わりに業務委託での働き方が主流となりつつあります。詳しくは、マイナンバーのせいでマッサージ業界のバイトがなくなるかも知れない
会社が勝手に税金の手続きを行ってくれるパートアルバイトと違って、個人事業主となる業務委託での働き方では確定申告と呼ばれる税金の申請を毎年必ず自身で行う義務があります。
めんどうだからといって確定申告を行わずに税金を支払わずにいると追徴課税を掛けられて、多額の税金を支払うことになります。
確定申告には白色と青色の申告があり、税金の控除額が大きい青色申告を普通は行います。しかし、この青色申告は手続きが複雑で面倒。
その為、控除額が少ないものの手続きが簡単な白色申告を行う人も少なからずいましたが、最近は白色申告も手続きが面倒になり始めており、白色青色のどちらの確定申告をするにしても時間と労力が必要です。
税金のプロと言えば税理士ですから、数字の苦手な人は税理士に頼んで手続きは全てやってもらいたいところです。
ですが、プロの税理士に頼むとなると費用は高額。何店舗もリラクゼーションや整体のお店を経営しているなら割に合いますが、パートアルバイトから業務委託契約に変わっただけの個人事業主、形だけの開業をしてしまった方には到底割に合いません。
収入が300万円前後なのであれば税理士に頼まずに自身で確定申告するのが一般的。
ですが、難しい手続きや税金などの計算を働きながら行い、毎年3月までに確定申告を行うのは大きな負担となります。
具体的には、確定申告専用のパソコンソフトを購入して売り上げや経費、控除項目などを入力して決算書を作成しなくてはいけません。詳しくは、やよいの青色申告オンライン
パソコンが苦手な方はそれだけでも大変な作業。
もしパソコンを持っていなければ数万円出して購入するか、手書きで全ての帳簿をつけなくてはいけません。おまけに手続きに不備があれば、追徴課税で税金を多く払わなくてはいけません。
そこでおすすめなのが、青色申告会。全国各都道府県にある組織で、個人事業主の確定申告のサポートを行っている団体です。
初めての確定申告の人を対象にしたセミナーや、質問会。経営の相談から金融機関の紹介、退職金や福利厚生のある共済制度まで、個人事業主には助かるサポートを幅広く行っています。
中でもおすすめなのが記帳代行のサービス。確定申告の際に一番面倒なのは決算書の作成。日々の売上げや経費の帳簿付けした資料を元に作成しなくてはいけません。
それを税理士に頼むよりも格安で個人事業主に代わって行ってくれるというありがたいサービスです。青色申告会を利用するために支払う年会費に+αで記帳代行手数料を支払えば利用できます。
全国青色申告会は各都道府県の税務署の管轄地ごとに窓口が設置されているので、都心部まで出ていかなくても利用出来て大変便利です。
しかし、各管轄の窓口ごとに会費は異なり、同じサービス内容でも高い地域と安い地域があります。
東京練馬区の場合
年会費24000円/入会金2000円
東京新宿区の場合
年会費18000円/入会金1000円
大分県の場合
年会費10000円/入会金2000円
※各都道府県の管轄窓口ごとに受けられるサービスが異なる。記帳代行を行っていない窓口もある。
年会費ではなく月会費で払う場合や、1回の相談ごとに代金を払うタイプのものもあり料金体系とサービス内容は窓口によって様々。詳しくは、全国青色申告会総連合