筋肉は脳と脊椎などの中枢から神経を通って信号が送られ、収縮(ちぢむこと)したり弛緩(緩むこと)したりします。
その次に、筋肉や腱にあるセンサーが中枢に信号を送ることで、どのくらい収縮や弛緩させるかの程度を決定します。
こむら返りとは、この信号の伝達が上手くいかずに異常な収縮をしてしまうことを言います。
異常伝達が起きる要因は、冷え、電界質不足(ナトリウム、カリウムなど)急な運動です。
普段体を動かさないのにいきなり激しく運動すると、筋肉や腱のセンサーがうまく働きません。
また汗をかくと体から電解質が失われます。水分補給にただの水を飲んでも電解質は補給されません。
冷えは筋肉のセンサー感度を鈍らせてしまいます。高齢になってくると寝ているとき、いきなり足が攣るのは冷えが原因の場合がほとんどです。