あらゆるやり方、スタイル、流派のある整体やリラクゼーションの手技。自分が学校や職場で習ったやり方と全然違う施術をする人もたくさんいます。
どんなやり方でも、共通して言える大切なことは、施術をする整体師やセラピストの体に負担を掛けないこと。基本にして王道となる施術の姿勢をしっかりとおさえておきましょう。
整体マッサージの技術をスグに上達させる方法を紹介しています。
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整体、リラクゼーション等のマッサージ業界で働く人にとって体は商売道具のようなもの。親指はもちろん肘や腰など自身の体を痛めてしまうとこの仕事は続けることは困難です。
整体やマッサージのやり方は数多くありDVDや書籍、セミナーも開催されるほど様々ですが基本中の基本は実はどんなマッサージも同じ。
まずは、この基本を押さえておくことが自身の身を守る第一歩と言えます。
マッサージの基本は「体重を使うこと」決して力ではありません。力を使ったマッサージではまず体力が持ちませんしマッサージを受けるお客さんにも負担が大きくかかります。
「体重」をいかに無駄なく相手の体に伝えるかこれこそがマッサージの基本です。
体重を分散させず一点に集中してかけることが出来るフォームこそが正しいマッサージの姿勢です。自分が今行っているマッサージの際の姿勢と比べて見て下さい。
背中や腰を丸めて圧をかけると体重が分散してしまいます。さらに、分散した体重は自身の腰へ返ってくるので腰痛の原因になります。
マッサージ業界で働く人の体の故障で一番多いのはこの腰痛。とにかく背中を伸ばして背筋をピンと張るイメージが大切。
特に、マッサージ業界に入ったばかりの新人の頃はマッサージをする箇所を見ながら指圧する傾向があります。
指圧する箇所を見つめるとどうしても背中が曲がりがちになります。最初に指圧する箇所を見て指や肘をセットしたら、後は出来るだけその箇所を見ないよう心がけましょう。
体重を乗せてマッサージする際、通常はうつ伏せの状態のお客さんに上から乗りあげるような格好でマッサージします。その際に、脇が開いてしまうと合わせて肘が曲がってしまい体重が分散します。
これでは圧が十分にかけられません。脇を締めれば自然と肘も真っ直ぐに伸びます。
施術の際、最も使うのが親指、痛めてしまうと大変です。全身の体重が一気にかかる親指も真っ直ぐに立てるのが基本。
曲げてしまったり斜めの角度なんかで親指を使ったマッサージをすると関節を痛めてしまいます。
IP関節(親指の第一関節)MP関節(親指の第二関節)を立てて一直線をイメージして下さい。
正しい姿勢でマッサージを行えば自分の指や腰を痛めることはありません。体重の軽い女性でも十分に圧を加えることが出来るので大柄な男性のお客さんが相手でも楽に施術出来るようになります。
自身の体を守る為、正しい整体マッサージの姿勢を身につけましょう。