整体師、セラピストとして働く人が必ずと言っていいほど、体験してしまう親指の痛み。中には、痛みが原因でリラクゼーションマッサージ業界を離れざるを得なくなる程、深刻なケースもあります。
施術で指を痛めない為には、職場のベットを利用して簡単にできる、親指の怪我を予防するストレッチを行って施術に入る癖付けをしていきましょう。
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目次
整体リラクゼーションマッサージ業界で働く人が一番最初にぶつかる問題、それは指の痛みと言っても過言ではありません。
一度痛めてしまうと中々治らないのが指。痛みも強いし治りも悪い厄介な怪我ですので、とにかく予防が大切です。
職場に行ってスグにお客様への施術を行うのは、指や腕の関節を痛める原因となります。
筋肉や筋、関節を十分に伸ばして施術中に怪我をしないように必ず手と指のストレッチをして怪我を予防しましょう。
手を十分に伸ばして柔軟性を持たせることがストレッチのポイントです。手の筋や筋肉・関節が柔らかくなることで怪我の予防に繋がります。
お店や自宅にあるベットや机の縁に指をひっかけて自分の体重を使い指にストレッチをかけます。
この時、腕の力を使ってしまうと指が力んでしまい、しっかりと指が伸びないのでストレッチの効果が半減してしまいます。必ず自重でストレッチを行いましょう。
指や手が疲れているとストレッチ中に痛みを感じます。筋肉や筋、関節が硬くなっているためです。
硬い状態で伸ばし過ぎてしまうのは良くありません。
痛さとストレッチの効果には関係はありませんので、やり過ぎには注意してください。逆に痛めてしまうこともあるので痛気持ちいい程度の負荷で体重をかけましょう。
指を伸ばし始めて筋肉が伸びるまでに最低4秒間は必要です。
焦らずじっくり負荷をかけることがポイントです。硬い筋肉や筋・関節に急激な負荷をかけると痛めてしまう原因になるのでご注意ください。
伸ばす時間は4秒以上でも問題ありません。ゆっくりじっくり伸びたと思うまで行ってください。
また、3セット行うことは筋肉や筋・関節を優しく十分に伸ばすために必要です。ストレッチは焦らずじっくり行ってください。
整体マッサージを行うとき、親指を真っ直ぐ立てますが、その時、手の腹の部分に当たる『拇指内転筋(ぼしないてんきん)』『拇指対立筋(ぼしたいりつきん)』などに力が入っています。
この部分がしっかりと伸びている感覚が親指のストレッチで大事なところ。
ストレッチの際は前腕部がしっかりと伸びるように意識するのがポイントです。
通常は寝ているお客様に対して、施術者が上から手を当てて圧を加えるのが最もベーシックなマッサージのやり方です。
この際、手の前腕部は常に施術者自身の体重を受けることになるので負担が大きくなるので、しっかりストレッチを行ってください。
指を痛める原因は様々ありますが、硬くなった筋肉や筋・関節は痛めやすいので、まずは手や指の筋肉や筋・関節を伸ばし柔軟性を高めましょう。
しっかりストレッチを行うことで指や手の怪我は劇的に少なくなります。怪我をしてからでは遅いので施術の前と後には必ず親指のストレッチを行いましょう!