眼鏡、コンタクトを使用している日本人は60%に上るという調査結果があるほど日本人は目を酷使しています。
目が疲れると、頭痛や肩こりを引き起こし、QOL(生活の品質、クオリティー・オブ・ライフの略称)はぐーんと下がります。整体師、セラピストの手技として眼精疲労を回復させる施術が出来るとベテラン施術者への第一歩です。
眼精疲労を回復させるストレッチの方法はコチラ。
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目次
長時間、目を使いすぎると毛様体筋(もようたいきん)と呼ばれる、ピントを合わせる役目をしている目の筋肉が疲労し、凝り固まってきます。また、目には毛様体筋だけでなく外眼筋(がいがんきん)と呼ばれる筋肉などがあり、これらの筋肉が動くことで眼球は動きます。
PC作業などで視点が近くに固定されたままの状態が長時間続くと、目の筋肉のエネルギーが不足し、目の筋肉内に乳酸と呼ばれる疲労物質が溜まります。目の筋肉は緊張し一種の筋肉痛を引き起こしてしまいます。
これが眼精疲労の起きるメカニズム、腰痛や肩こりが起きるメカニズムとほとんど変わりません。つまり、肩こりと同じで眼精疲労はマッサージである程度の改善が見込めるということです。
目の周辺にある眼精疲労のつぼは、首や肩周りのツボと比べるとツボが小さい為、基本的には拇指ではなく人差し指か中指で押圧します。
また、眼精疲労のマッサージは全て仰向けで行えます。
目頭と鼻の付け根に位置するツボ。目が疲れると誰しもが自然に押してしまう箇所です。
目の周りの筋肉の緊張をとり、疲れ目だけでなく、近眼、緑内障、眼病予防にも効果があります。徐々に圧をかけながら押圧して下さい。
眉頭に位置するツボで、眼精疲労が酷いとコリコリとした塊がある場合があります。
目の疲れ、頭痛、瞼の痙攣にも効果があり、老眼の予防効果もあるツボです。コリコリした塊がある場合はしっかりと、指の腹でコリを捉えて押圧しましょう。
眉毛の真ん中に位置し、外眼筋(がいがんきん)と呼ばれる眼球を動かす筋肉の疲れをとるツボです。目の疲れだけでなく、乱視にも効果があります。
眉尻にあるツボで、眼精疲労と視力回復に最も効果が高いとされています。
効果が高い分、目の周りの筋肉に刺激が伝わりやすいので、強い圧はNGです。優しく気持ちの良い範囲で押圧しましょう。
こめかみの位置にあるツボで、別名「眼医者殺し」とまで呼ばれる程の目のツボ。
眼精疲労、近眼、老眼、頭痛にも効果がありますが、効果が強く出る場所なので強い圧はNGです。
目の下の骨くぼみに位置するツボ、目の下に出来るクマや眼精疲労に効果があります。
指一本では、目のくぼみに指が入ってしまうことがあるので、二本指で骨の境目に指を引っかけてゆっくりと押圧するのがコツです。
頭と首の付け根、髪の生え際辺りにあるツボで、眼精疲労、頭痛、肩こり、二日酔いにも効果があります。
目の周りの筋肉に比べると大きいので、拇指を使ってしっかりと強めの圧で指圧するのがポイントです。
首と肩を結んだ線の真ん中に位置するツボで、肩こり、頭痛、目の疲れに効果があります。このツボも、目の周りの筋肉に比べると大きな筋肉なので拇指でしっかりと押しましょう。