腰が硬すぎて、指も肘すらも入らない。女性のセラピストや整体師が、大きな体格のお客さん相手だとどうしようもないことがあります。
そんな時は、腰ではなく腰痛に効く手足のツボをまずは押してみましょう。ツボの効能である程度、緩んで来てから腰にアプローチしていくことで、効率よく腰の筋肉へ圧を掛けてアプローチしていくことが出来ます。
お尻の4の字マッサージが腰痛に効く、手根を使った腰痛を解消するお尻のマッサージのやり方をご紹介しています。
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腰痛に一番効くストレッチは腰のマッサージの前に腸腰筋を伸ばすしておくこと。腰痛に影響するインナーマッスルにストレッチでアプローチする方法はこちら。
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目次
腰痛への整体の手技やマッサージのやり方は数多くあります。中には、腰を全く触らずにほぐす方法なんかもあるんだとか。
整体マッサージ業界で働いている方なら、既に自分のやり方をある程度もっている人が多く経験を積むたびにスキルも上達していきます。
時には、自分のもっている腰痛マッサージのバリエーションではコリが取れない場合や、スランプで腰への手技に苦手意識をもってしまう時もあります。
そんな時は視点を変えて手と足をマッサージしてみましょう。
腰痛に効くツボは腰だけでなく手と足にもあります。腰痛のお客さんへのマッサージが腰だけで終わってしまっているのなら、ぜひ取り入れてみて下さい。
きっと今以上に腰痛マッサージに自信が持てるようになります。
腰腿点は手の甲側の人差し指と中指の筋の間と、薬指と小指の筋をたどり、甲の1/3ほどにある2つのツボです。
疲労性の腰痛とぎっくり腰に良く効きます。押し方は手の甲を包むように両手で持ち、両方の親指で8~10秒の目安で押しましょう。
男性の施術者が女性の小さな手を押す場合など、指がツボにうまくフィットしない時は親指ではなく人差し指を使って押すとツボにはまりやすくなります。
合陽は膝の裏の真ん中から指幅3本分ほど下にあるツボです。コリコリとしたしこりの様なものを指先に感じたら、ゆっくりと垂直に親指で押してください。
押しやすい角度に膝を曲げて座り、親指を重ねて行うとやりやすくて良く効きます。ツボ押しというより揉みほぐすイメージでマッサージするのがコツ。
痛みが出やすい場所なので強さ加減に注意してください。
陰包は太ももの表側から下約三分の一のところにあるツボです。足の疲れからくる腰痛の人はココを押すとかなり痛がります。
親指で円を描くように揉みほぐすイメージでマッサージして下さい。右回り左回りと各10回ずつ、3セット位を目安に行いましょう。
ツボの位置が分かりにくく少しだけ上級者向けですが、足のくるぶしの内側と外側を見てみましょう。腫れがある時は腰痛のサインです。
崑崙は外くるぶしの頂点からアキレス腱の方に進み、アキレス腱とぶつかる境目のところにあるツボです。
腰痛がある人は崑崙周辺が腫れていることがあるので、強さ加減に注意しながら一回の指圧を3秒間目安に押してください。
中封はつま先を上に反らしたときに内くるぶしの前側から浮き出る腱と内くるぶしの間にできるくぼみの中心に位置するツボです。
腰の痛みを感じる方と同じ側の中封に腫れや痛みなどの反応が現れるので、そちら側の中封を念入りに指圧してください。強さは痛くない程度に親指を使って押すと良いでしょう。
腰痛は腰のマッサージだけでは取れない場合があり、手と足にある腰痛に効くツボを自分のマッサージに取り入れるのがおすすめ。
腰腿点は親指がフィットしない時は人差し指を使って押す、合陽、陰包はツボ押しではなく、揉みほぐすマッサージのイメージで行うと良く効く。
くるぶしの内側と外側に腫れが出ている時は腰痛のサインなので、ツボ押し。